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清水義範 日本語の乱れ

日本語に未来はあるのか!ラ抜き言葉、意味不明な流行語、間違った言葉遣い、平坦なアクセント、カタカナ語の濫発…日本語の現状を憂う聴取者からの投書の山に、ディレクターは圧死寸前!?(表題作「日本語の乱れ」)。その他、比喩の危険性、音声入力の可能性と限界、宇宙を蹂躙する名古屋弁など、言葉をテーマにした傑作12篇。笑いながら、正しい母国語が身につく(かもしれない)類まれな小説集。
清水義範 日本語の乱れ



 ・日本語の乱れ
 ・場所か人か
 ・たとえて言うならば
 ・耳の言葉、目の言葉
 ・花の言葉
 ・伝言ゲーム
 ・題名に困る話
 ・侃侃諤諤
 ・公事記
 ・絵のない絵日記
 ・2001年宇宙の恥
 ・学習の手引き


ちょっと前に流行った
「女性の品格」的な内容なのかと
読む前から
著者の不満や不機嫌を感じ
ちょっと遠くに置いておいたこの本。
正しい日本語を強制する人の話が
おもしろかった試しがない。
聞く気になれない言葉をまき散らす方が
どうかと思うとかとか
ちょっと遠くに置いておいたのです。

しかし、正しいとか正しくないとか
ラ抜き言葉や流行語なんてどうでも良い。
そんなところが論点ではなく
その論争をおもしろがっているという本でした。
ラジオで募集した日本語の乱れを指摘する投書とかに対し
「手紙にこもる不機嫌がのりうつってきて
なんとなく気が重くなる」
そう、のりうつってくるよね、そうだよね
という軽い、押し付けない、そんな本。

これが小説なのかどうか判断しづらいですが
著者は小説としたいみたいなので
それならそれでいいやとしておこうと思います。

要は表現力。
子供が取りたて生野菜をかじって
「甘いですね」なんてセリフは
出来杉くん的でちょっと気持ち悪い。
本当にそう思ったのであれば責めはしないけど
テレビの見過ぎですと注意したい。

小学校のときの避難訓練のような
いつもと違うおもしろさにクスクスわらってしまうのを
我慢しながら移動する苦しさ
そういう素養がここにはあるような。
いきなりおもしろくはないし、
かと言って、つまらない訳ではない。
東海林さだお的な笑いに近いような本。

言葉って選び過ぎても美しくないし
選ばな過ぎても美しくない。
老人が若者に合わせた流行言葉を話してみたり
若い人が大人に対してわかった風に語ってみたり
あってようが間違っていようが
言葉づかいにこだわりクスクスと笑わせてくる人が
たまらなく好きな人にはたまらないかも。

役に立つって言ったらそうかい?といったかんじだけど
未来には投書する側になる
言葉フェチには楽しめる本かと思います。

以上





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theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

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