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三浦しをん 月魚

三浦 しをん
角川書店
発売日:2004-05


古書店「無窮堂」の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われものだったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い2人は兄弟のように育った。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、2人の関係は大きく変わっていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。



BL(ボーイズラブ「女性向けの男性間同性愛」という意味)という世界が
あると知ったのはほんとここ数年。
そっち?そっちなの?と思う場面がちらちらと。
色素の薄い真志喜、細い指先で愛おしそうに本をめくる真志喜。
ちょっと官能的な表現に、
むむと思ったとかそうでないとか。

しかし物語は古書屋のこと。
古書屋とは鋭い目利きとセンス、運を持っていないとできない商売。
修行をしたからと言って、
誰しも身につけられることではない特殊な才覚が必要らしい。
父親が「せどり※」という嫌われ者だったことが
大人になった瀬名垣にもつきまとう。
若き瀬名垣が真志喜の父を凌駕する才能を見せてしまったことで
真志喜の父親は行方不明に。
そして、なんの偶然か
とあるところで再会することとなるが
そんな真志喜の家と父親とのいろいろについては
正直、大して心動かされないけど
なんだか読み進めてしまうのは
そのBL要素を含めた
男同士のつながりみたいなところなのかなと思った。
どんな按配なのかわからないけど
それはそれで魅力に映る世界なのではないかとも思った。
知らなかった三浦しをんを少し知ったような気になって
また別の本も読んでみたいと思う。
この人の世界観はちょっと変わってておもしろい。

「せどり」って言葉の意味を知らず
ついでに調べてみたところ
そしたら、今の世の中にも
暇とブックオフとネットを活用し
地道に「せどり」稼業をしている人が多くいるようです。
知らないところに
ニッチな経済活動があるのだな~とちょっと感心。
物語以上にへ~が多かった。


※せどりとは
「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ(転売)」こと、またはそれをする人を指す。同業者の店頭から高値で転売する事を目的に「抜き買い」するため、せどり行為は業界内では嫌われている。古書業界で使われている「せどり」は、業者間の「競り」から来た言葉で「競取り」と書く。古書組合などの業者間の競り売りは、主に束売りで行われるため、欲しい本を競り落とすためには必要のない本まで買わなければならない場合がある。その場合、競り落とした後に必要な本を抜き出し、必要のない本は何らかの形で処分する事になり、結果として「必要な本だけを抜き出す」事になる。そこから「多くの本から必要な本だけを抜き出す」行為を「競取り」と言うようになった。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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theme : 読んだ本
genre : 本・雑誌

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