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荻原浩 コールドゲーム


高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮かび上がる。4年前、クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと広吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終わらない夏休みを描く青春ミステリ。
荻原浩 コールドゲーム



また、荻原浩さんを読んだ。
これは、ちょっと色が違う。
最初はそうとわからなかった事件が
イジメの復讐劇だとわかり
なんとか被害を食い止めようと
昔のクラスメートと奔走する若者たち。
ん~お若い!暇!とか思う前に
目の前の知人友人を襲う命に関わる事件。
それを詳しく語れない、警察に届けない理由が
自分たちこそがイジメの加害者だったいう後ろ暗い過去って…
んな~っありえん!
目には目をのハムラビ的な考えを受け入れてるってこと?
なんてことを考えてたら
ラストまでいけません。

イジメた側にっとったら
大人に近づくごとにどこか忘れてしまいたい記憶に過ぎない過去。
でも、イジメられた者はいつまでもその過去に囚われ
ついぞは「復讐」のためだけに生きており、
成長と共に完璧な復讐計画を立てられると。
そして、その完璧さに怯えて…
弱い!弱過ぎる!がんばれ!もっとがんばれ?あれ?イジメ?

そして、それを知った両親が次から次へと計画を…
って、え?
大人が高校生を襲えば
それってイジメの復讐ってより、ただの犯罪じゃない?
大義名分さえあれば力が出るってのはわかるが、わかるけどね、
つまりこれは「息子の敵」ってとこなんだろう。
親の敵!ってのはありな気がするけどね
子供の敵!ってのはどうなのでしょうか。
さらに
死なれないとわからなかった訳じゃなかろうに
その前に自分の子供をさ、そんな風にする前になにかね…
という反省っていうか、他人に目を向ける前になんかさ…
子供の世界に親が入ってくる興ざめ感あり。


私の理解力がないのか?
なにか勘違いしているのか?
と思うほど
広吉ご両親の救いようのない設定に違和感。
ちょっといっちゃってる母親ってのは
もはや復讐でもなんでもないっていうか
なんだか後出しすぎて、ずるいっていうか。
もう、その大人自体にイライラしちゃったら

それはもう私が大人サイドだから?
若人の後先考えず突っ走れるそれに共感できないからなのかな。
もしくは
人の親ではないから子を思う親の気持ちが理解できないのかな。
しかし、なんとも座りが悪い気分になりまして。

悪い子はいね~かぁ~
イジメをすると5年後に大人が襲ってくぞぉ~!
というなまはげ的なね、なんかそんなかんじなのかな。
そして映画「告発の行方」を思い起こさせる傍観者という共犯。

成長期の中途半端な男子のモヤモヤと
血とか出るバイオレンスな話自体、苦手なんだろうと思う。
そして、私だけの変な期待、
荻原ワールドのアイツ的存在が見当たらず
それが、ちょっと残念だったな。

でもこれだけは言っておこう。
イジメかっこ悪い。

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theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

tag : 荻原浩 コールドゲーム

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