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江國香織 号泣する準備はできていた


私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、寂しあのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから。濃密な恋がそこなわれていく哀しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの哀しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短編集。
江國香織 号泣する準備はできていた



 ・前進、もしくは前進のように思われるもの
 ・じゃこじゃこのビスケット
 ・熱帯夜
 ・煙草配りガール
 ・溝
 ・こまつま
 ・洋一も来られればよかったのにね
 ・住宅地
 ・どこでもない場所
 ・手
 ・号泣する準備はできていた
 ・そこなう


なぁ~!
久しぶりに恋愛物(?)を読んでうなってしまった。
もう、違うのかな、私。
あがるものあがってしまったのか、
全く、わからない。共感できない。
どこまで不機嫌で不満足な女たちなのかと。
きれいにきれいに描かれているけど
ドロドロとした汚い悪い気、垂れ流しストーリー。

「こまつま」
「自分が孤独と縁遠い女であることを、店員が感じてくれた気がして、満足がさらに高まった。デパートで、自分以外の誰かのための買い物をすることくらい幸福なことはない。」
母として妻として主婦として手順通り、効率よく完璧に振る舞う。
旦那のため子供のための買い物をし、食事の心配をする。
そして、いつだって「誰か」に見られていることを意識して
毅然とした態度をとっているのよと。
その誰かって昔の男…でもなく…衝撃的!
昔の男のその横にいた若い自分とは!
自意識もここまでくると本物かと。
人を人とも思わない強欲ぶり、超上から目線に閉口。
こんな人って…怖いわ、とても。

「手」
「私はかつて愛した男をいまも愛している。かつて愛した男と共に生きてきたころの自分のまま、暮らしていたいと思っている。それを孤独と呼ぶなら、孤独万歳、と、言いたい。」
どうして過去の自分がそんなに輝いていたと思えるのか
それは、ただの懐古趣味なのではないのか。
なぜ、いちいち「私は孤独」と定義したがるのだろう。
引きずり女を「孤独」とは呼ばないのでは?
謎。


なんだか
なにもかも「孤独」と言ってしまえば
大人っぽくてかっこよいみたいな流れ。
それは、孤独じゃなくて孤立なのではないのか。
準備ができる号泣って
どんな価値があるんだろうか。
つっかかりどころばかりが目についた。
この本、ごめんなさい。





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theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

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